こんにちは。i-o-times編集部のJです。
2017年5月2日にApple社の2017年1-3月期決算が発表されました。
出足好調だったiPhone7は失速?!
売上高は528億ドル(約5.9兆円)、前年同時期の2016年1-3月期に比べ5%増、前四半期との比較では32%減となりました。
注目の製品別売上台数は、iPhoneの売上台数が5076万台となり、前年同時期の5119万台から1%減、前四半期の7829万台35%減となりました。
先日の記事の引用ですが、iPhoneの全世界販売台数の推移を下記の表にまとめています。
iPhone販売台数(万台) | Apple社決算発表資料より
製品名 | FREETEL RAIJIN Tassel Jacket(タッセルジャケット) |
---|---|
対象機種 | FREETEL RAIJIN |
カラー | ブラック、グレー、ホワイト、ピンク |
素材 | 合成皮革(本体、タッセル)、ポリカーボネート(フレーム) |
価格 | 3,300円(税抜) |
新型iPhoneは、9月に発売される傾向があるので、10-12月期の売上台数が増えます。
2014年までは毎年販売台数を順調に増やしてきたiPhoneですが、2015年10-12月期には、iPhoneの販売台数が前年同期比でほとんど伸びなくなり、2016年1-3月期には減少に転じてしまいます。そのためiPhone限界説も出始めました。
2016年10-12月期には、iPhone7シリーズの発売で1年ぶりに前年同時期の販売台数を上回り、iPhoneの復活も期待されましたが、今回の決算で、また前年割れとなってしまいました。
iPhone 8の噂のせいで7が売れない?
ここまでは、予想の範囲内でもあったのですが、驚いたのはその理由です。
Apple社のCEOティム・クック氏が、決算発表の中で、今年発売が予想されている「iPhone8」の噂がiPhoneの買い控えを起こしている可能性に言及しました。
[写真] ティム・クックCEO Photo by Wikipedia
iPhone7が出たばっかりなのに、もう次のiPhoneを期待して買い控えをするとは、どんなすごいiPhoneだと思われているのでしょうか?
その噂についてまとめました。
1. 外観
iPhone発売から10周年の記念モデルとして期待されているiPhone8は、iPhone6・iPhone7の外観から大きく変わるのではないかと見られています。
iPhone7の初期の噂にもありましたが、本体前面が全て有機ELディスプレイに覆われると言われています。前面の縁も含めてです。
例えば、SamsungのGalaxy S8の前面上部と下部もディスプレイになるイメージです。
それに伴い、ホームボタンはディスプレイに内蔵されることになるでしょう。
2. カメラ
iPhone 7 Plusに搭載されたデュアルカメラは、iPhone 7 Plusが売れた要因にもなっていることから、iPhone 8にも搭載されると予想されています。
ただ、iPhone 7 Plusのように、横並びではなく、縦並びと言われています。
「縦並びと横並びで何が違うの?」と思うかもしれませんが、これはAR(拡張現実)やVR(仮想現実)に対応するためと予想されています。
ARやVR用のヘッドセットを使用する際に横向きにiPhoneをセットすることが想定されているからです。
また、ユーザーの顔認証が行えるとも噂されています。
3. 充電
iPhone 8は、充電器から4~5メートル離れていても充電できるようになると噂されています。
4~5メートル離れた充電器からスマホを充電する技術を開発する会社とApple社が業務提携していることが根拠となっています。
SamsungのGalaxy S8でもワイヤレス充電可能ですが、充電用の台に乗せる必要がありました。充電器とスマホが完全に離れても充電可能となると、iPhone 8がスマホ初になります。
その場合に気になるのは、充電コネクターです。今のところ、Lightningが継続されるという説とType-Cに変わるという説があり、ハッキリしていないようです。
まとめ
これだけの新機能やデザインの刷新があるため、技術的問題から発売日は9月ではなく遅れるのではとも予想されています。年末近くや年越ししてしまうという観測もあるほどです。
それにもかかわらず、もう現行モデルの買い控えを引き起こすくらいですから、ユーザーからの期待度は相当ですね。