こんにちは。i-o-times編集部のJです。
ニーズの多様化によってヒット商品が生まれにくくなっていると言われていますが、スマホアクセサリー業界では、従来の常識を覆してヒットしている商品があります。
それは、ぬいぐるみスマホケースの「ZOOPY」です。
ZOOPYについては、i-o-timesでも過去の記事で、開発者インタービューなど取り上げてきました。
スマホケースのヒット商品ZOOPYが、いかに常識はずれの商品かを改めて取り上げます。
常識外れの使いにくさ
スマホケースとして、いかにZOOPYが常識外れかを語る上で欠かせないのが、その使いにくさ。
使いやすくて当たり前のスマホケースなのに、写真が撮りにくい、持ちにくいと、商品を手にした人は口を揃えて言います。たとえ愛用者でさえも。
ZOOPYを付けたスマホは、ぬいぐるみの頭がカメラと重なってしまうので、カメラが非常に撮りにくく、ぬいぐるみの頭をずらしたり、ケースを外したりして撮っているそうです。
また、ぬいぐるみ自体が大きいので当然持ちにくいです。見たままですね。ポケットにしまおうとしても、普通のポケットには入りません。
使いにくさも愛嬌?!
それでも愛用者は、そのかわいさに魅了されています。スマホケースとしての不便さなど忘れてしまっているようです。
それどころか、逆に良いように理解しなおしています。例えば、服のポケットからハリネズミが顔をのぞかせると、すごくかわいいとか。
確かにそうなのですが、大きすぎてポケットからはみ出てしまうことさえ、好意的に解釈されます。
また、持ちにくいくらいZOOPYは大きいです。しかし、良いように解釈すると、目立って無くさないとも言えます。
筆者の妻もよく自分のスマホを見失います。その時は、息子(4歳)に探してもらうのですが、この大きさならさすがに無くさないでしょう。
カバンの中にスマホを入れていても、すぐに見つけられそうです。
さらに、ZOOPYをつけることによって、スマホを横置きできるようになり、動画を見るときに便利です。うさぎZOOPYだと、スマホの縦置きもできるとか。
常識外れのリピーター
そして、ZOOPYのもう一つ常識はずれな点が、まとめ買いやリピート購入されるということです。
通常、スマホケースは一つ買えば十分。しかしZOOPY愛用者は、いろいろな動物を集めたくなって、いくつもまとめ買いしてしまう方もいます。確かに、どれもかわいい動物たちなので、ついつい集めたくなってしまいますよね。
また一般的なスマホケースは、短期間でのリピート購入はあまりありません。しかしZOOPYについては、プレゼント用に買う方が多いので、リピートでの購入もあります。ZOOPYをプレゼントで誰かにあげると喜ばれるので、また別の人にあげようとするようです。
まとめ
スマホケースといえば、使いやすい方が売れると思ってきました。しかし、ZOOPYによって、いい意味で期待を裏切られました。
ZOOPYのメーカーさんによると、これからもZOOPYを「進化」させていくそうです。まだまだこれからの展開が楽しみですね。
今回は、"かわいい"を武器にスマホケースの常識を覆したZOOPYのお話でした。ZOOPYが使いにくいと言う人にはこう答えましょう。「使いにくいって?そんなの関係ねぇ。ハイ!ZOOPY!」(小島よ●お風で)