チョコレートで有名な明治が「Hello, Chocolate TOUR」と題して、カカオ豆からチョコレートになるまでを五感で楽しむ体験ツアーを行なっています。
と言っても、カカオ豆を採りに畑に行くわけではありません。東京駅近くの場所に行きVRでカカオの生産地へと旅をし、そのあと、実際にカカオ豆を焙煎、粉砕し、チョコレートにする工程を体験します。最後にチョコレートの試食もついた体験ツアーです。
しかし、このコロナ禍でこのツアーも中止に。
その代わりにインターネットで体験できる「Hello, Chocolate Home TOUR」がスタートしています。まずはツアーの入り口に向かって見ましょう。
明治「Hello, Chocolate TOUR」の流れ
まずは明治のチョコレートを準備
YouTubeには4本の動画が用意されています。
まず1本目を見ると「meiji THE Chocolate VENEZUERA(ベネズエラ)と同じくBRAZIL(ブラジル)を用意してください」とあります。最後のテイスティングに利用するので、是非用意ください。
1本目の動画「カカオ農園からカカオ豆」では、カカオの由来や、カカオが育つ「カカオベルト」の説明といった座学があります。時間は短いので、勉強してみてください。
その後、カカオ農園の映像となり、収穫からカカオ豆の発酵、天日干しまで、収穫国で行われる作業が解説されます。カカオ豆と言いますが、実はカカオの種です。収穫時は白い色で、そこから発酵、天日干しによって茶色となります。
VRでブラジルのカカオ農園へと没入
2本目の動画は「カカオ農園360°動画」です。
VR動画となっており、前後左右上下を自由に見ることができます。一気にブラジルのトメアスーに降り立った気分になりますね。
VR動画では、空から舞い降り、川を上り、森の中へと入っていきます。その先にカカオ農園があります。
1本目で説明があったカカオの収穫から、カカオ豆とするための発酵、天日干しを見ることができます。VR動画ならではの構成で、後ろを振り向くと収穫している人がいて、なかなか面白いです。
日本に戻ってチョコレートへ、けどまだ超ビターです
3本目の動画は「カカオ豆からチョコレート」です。
カカオ農園から輸出されたカカオ豆が手元に届いて、チョコレートにしていく工程を紹介しています。実際にカカオ豆からチョコレートになる工程は下記です。
- カカオ豆をロースト
- カカオ豆を粉砕
- 皮(シェル)とカカオニブを分離
- カカオニブを潰してカカオマスへ
映像でこの工程を見ることができ、最後にはトロトロのカカオマスが出来上がります。見た目は普段食べるチョコレートと同じですが、非常にビターということです。実際に食べてみたいですね。
味の移り変わりを映像化するチョコレートのビジュアライズドテイスティング
最後の動画ではチョコレートをテイスティングします。
その名も「ビジュアライズドテイスティング」。見るまでは、何をやるのか全くわかりませんでしたが、体験してみて、非常に面白いものでした。
是非、meiji THE Chocolate VENEZUERA(ベネズエラ)と同じくBRAZIL(ブラジル)を用意して見てください。あと、口をリセットするための水も必要です。
まずは、ナビゲーターの人が、ベネズエラとブラジルの香りの違いを、口に入れてすぐの香り、その後の香り、最後の余韻で残る香りでぞれぞれ説明してくれます。
そして、その後に実際にチョコを食べる時間が取られています。その時に、香りのイメージが映像として流れるようになっていて、嗅覚だけでなく視覚でもイメージを増幅させて、テイスティングを体験しやすくしています。
ビジュアライズテイスティングは、ワインでも同じようなものがあると、便利だなと思いました。
ベネズエラは「ナッツのよな香ばしさと旨味」、ブラジルは「フルーツのような酸味と爽やかな旨味」が楽しめます。
まとめ
・チョコレートの明治がネットで楽しめる体験を提供中
・VR映像でブラジルのカカオ農園に旅できる
・テイスティングでは映像を使った新しい体験ができる