こんにちは。i-o-times編集部のJです。
スマホケースの素材といえば、以前の記事で取り上げたような「ポリカーボネート」や「TPU」が一般的です。ところが、スマホケース素材の常識を覆す「クラリティ®」という新しい素材を使ったスマホケースが増えてきています。
クラリティ®とは
クラリティ®は、クラリーノランドセルで有名な株式会社クラレが開発した素材です。以下、クラレのホームページからの引用です。
クラリティ®はメタクリル酸メチル(MMA)とアクリル酸ブチル(BA)のブロック共重合体です。MMAが持つ「透明性」「耐候性」とBAが持つ「柔軟性」「接着性」など双方の特長を有する熱可塑性エラストマーで、当社が独自技術によって世界で初めて工業化に成功したオンリーワン素材です。
私には何を言っているのかわかりませんが、何だかスゴそうです。
もう少し柔らかい表現をすると、「曲がるアクリル」ということです。アクリルは水族館の水槽に使われていることからわかるように、堅くて透明で光沢感もある素材です。プラスチックの女王と言われることもあるとか。
クラリティ®もアクリルのように堅そうですが、実は曲げたりねじったりできる優れモノということです。
ポリカーボネートとTPUのいいとこどり?!
実際にスマホケースの素材にすると、頑丈かつしなやかなため、簡単に着脱できるのに、割れにくいというメリットがあります。
ポリカーボネートのケースは硬すぎて、力の弱い女性でははめ込むのが難しかったり、一度取り付けると外しにくいことがありますよね。
しかし、クラリティ®ははめ込みや取り外しが容易。また、しなやかさがあるため、強い衝撃が加わっても割れにくくなっています。
そして、透明度は非常に高くなっているため、iPhoneなどのスマホ本体のデザインを損なうことがありません。
硬さは、ポリカーボネイトより柔らかく、TPUケースより硬いです。
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ネット上の意見は賛否両論
このような話を聞くと、スマホケース素材の主流になるかもと思いますよね?ただ、新素材だけに、ネット上の口コミには賛否両論あるようです。
肯定的な感想としては、「言っている通り、着脱が簡単」「クリアで薄いのでケースをつけているのを忘れる」「手に馴染むフィット感が良い」という声がある一方、「すぐに割れた」「伸びてガバガバになった」という否定的な感想もあがっているようです。
スマホケースよりもケースの着脱がしにくい、iPadなどのタブレットのケースとしての方が向いているかもしれませんね。
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まとめ
クラリティ®のスマホケースは透明度が非常に高いため、量販店に納入されたときに「中身が入ってないじゃないか」とのクレームもあるとか。
スマホケースの新素材として登場したばかりなので、不具合もあるかもしれませんが、これからの改善に期待したいですね。