こんにちは。i-o-times編集部のJです。
先日、話題のポケモンGoが遂に日本でもプレイ可能となりました。
一足先にリリースされたアメリカと同様に、配信直後から日本でも一大ブームになっています。
日本の場合、ポケモンGoを取り巻く環境が海外の場合とくらべ、事情がややことなるようです。例えば、日本マクドナルドのようにポケモンGoを集客手段として活用するなど、ビジネスにつなげようとする動きです。
日本マクドナルドの場合、アイテムが取得できる「ポケストップ」やポケモン同士を戦わせる「ジム」を店舗に登録することで、ポケモンGOユーザーを呼び込もうとしています。
今までのスマホゲームは、ゲーム内の課金を収益源にしていました。しかしポケモンGOは、企業との提携による収益に重点を置いています。
ポケモンGOは、屋外で移動することがゲームのベースになっているため、リアル店舗を構える事業者は、ユーザーをお店に引き寄せるチャンスがあります。
そこで今回は、スマホアクセサリーの販売店がこのビジネスチャンスに対して、どのように対応するべきか考えたいと思います。
取りあえずビックウェーブに乗ってみる
まず、ポケモン関連のグッズを既に扱っていないか自社を見渡してみましょう。
とある企業は、関連子会社がポケモンのテーマパークを運営している事実だけで、株価が5倍近くまで上昇しました。それほど、今回のポケモンGOの登場はビックウェーブなのです。
もしポケモン関連グッズを取り扱っているのであれば、すぐにでもお店の入口から見えやすいところに陳列しましょう。ポケモンGoによって、ポケモンの魅力を再認識したユーザーが入店してくれる可能性があります。
ポケモンGOユーザーのニーズを考える
ポケモンGOは、GPSとバックライトを常時ONにする必要があるため、電池消費のスピードが非常に速いことが特徴です。
すなわち、屋外で遊ぶスマホゲームの中でもポケモンGoユーザーの
モバイルバッテリーニーズは相当高いといえます。
そこで、手頃な価格のモバイルバッテリーを店頭に山積みにすることで、バッテリーが切れかけているポケモンGOユーザーの即買いを促せるでしょう。
同時に、ポケモンGOユーザーは歩きまわって疲労していますので、小腹を満たせる菓子パンなどの軽食や、喉の渇きを潤すことができるドリンクを合わせ買してもらいましょう。
運良く近所がポケモンGOのスポットになっていたら
自店舗やその近くに「ポケストップ」や「ジム」が登録されていないか確認してみてください。
「ポケストップ」や「ジム」は、アイテムが無料でもらえたり、ゲーム上でバトルをする場所ですので、ポケモンGOユーザー集まってきます。
もし、自店舗周辺が「ポケストップ」や「ジム」に登録されていたら、非常にラッキーだといえます。なぜなら、お店の集客にプラスになるからです。
特に「ポケストップ」には、「ルアーモジュール」というアイテムを使うことで、さらに集客力が高まります。
「ルアーモジュール」を使った「ポケストップ」は、より多くのポケモンが現れるようになり、それに吸い寄せられるようにポケモンGOプレーヤーも現れるのです。
この「ルアーモジュール」は、ポケモンGOのゲーム内で購入することができ、120円の費用で30分間の集客効果が期待できます。
ビックウェーブは1波だけ?
ポケモンGOの人気はどのくらい続くのでしょうか。
大抵のブームは一過性に過ぎず、ビックウェーブに乗ったはいいものの、すぐに去ってしまったとなっては、おおくの無駄を抱えてしまうかもしれません。
スマホゲームには、パズドラのように、長期にわたり人気のゲームもあります。しかし、爆発的に人気が出たゲームは、落ちるのも早い傾向があります。その点、先行して配信が始まった米国の状況が参考になります。
米国では、ポケモンGOの人気は配信開始1週間後がピークだったと言われています。また、ゲーム業界の専門家からも、ゲームとしての多く欠点が指摘されており、昨今のポケモンGO人気は長続きしないだろうといわれています。
参考サイト:「米国で「ポケモンGO」人気がたった1週間でピークアウトした理由」ダイアモンド・オンライン(外部リンク)
ビックウェーブに乗り遅れたひとが失敗しないために
ネット上の多くの情報を踏まえると、すでにポケモンGOの第一波は終わりに差し掛かっているように思います。
今からポケモン関連グッズを仕入れたり、「ルアーモジュール」に多くの課金をするのはリスクが高いかもしれません。
しかしポケモンGOは、リアルとバーチャルが融合した世界(AR:拡張現実)へ一歩前進させたことは間違いありません。
今後もポケモンGOと似たようなゲームが出てくることを予想すると、ARゲームをサポートするグッズは、確実にニーズが出てくると思われます。
例えば、グーグルグラスのような眼鏡型機器は、ますますニーズが高まってくるでしょう。もしかしたら、スマホを見やすい位置に保持してくれるアームのようなアナログ的なグッズなども、登場してくるかもしれません。
まとめ
いかがでしょうか?目先のブームに乗るだけでなく、大きなニーズの変化を見越して、対応していきたいものです。