こんにちは。i-o-times編集部のJです。
街中や観光地では、自撮り棒を持って記念撮影している人たちを多く見かけるようになりました。昨今は、海外観光客の急増で、渋谷のスクランブル交差点など都内の有名観光地では、自撮り棒で記念撮影をしている外国人観光客であふれています。
当たり前に使われるようになった自撮り棒ですが、どうやってシャッターを切っているかわかりますか?
もちろん、セルフタイマーではありません。通常、シャッターを切るボタンが自撮り棒にはセットでついています。
このボタンを押すと、スマホ本体のシャッターが切られるようになっているのです。
では、自撮り棒のボタンとスマホ本体はどうやって通信をしているのでしょうか。何らかの信号を自撮り棒のボタンからスマホに送らないと、シャッターを切ることはできません。
自撮り棒とスマホを通信する方法は、大きく分けて有線・Bluetooth・超音波の3つの方式があります。今回は、それぞれの方式の特徴について、説明したいと思います。
1. 有線方式
有線方式は、自撮り棒から出ている線をスマホのイヤホンジャックにつなぐだけで設定完了。あとは自撮り棒のシャッターボタンを押すだけです。
有線方式は一見単純な方法に見えます。しかし、実は多くのスマホに採用されている二つの設定をうまく組み合わせて機能させているのです。
一つは、スマホ本体のボリュームボタンで、カメラのシャッターが切れる設定です。
もう一つは、イヤホンについているボリューム調整ボタンがスマホ本体のボリュームボタンと同じ機能になる設定です。
自撮り棒についているシャッターボタンは、イヤホンのボリュームボタンと同じ作りになっていますので、スマホのシャッターが切れるというわけです。
有線方式は、線をつなぐだけで設定が完了するというメリットがあります。しかし、上記の二つの設定を前提にしていますので、機種によってはうまく動作しないことがあります。
その時は、スマホ本体の設定変更や専用アプリをインストールする必要があり、面倒だと思う人がいるかもしれません。また、そもそも線が邪魔だと感じる人もいるようです。
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2. Bluetooth方式
最近のスマホには、ほとんどの機種でBluetooth接続機能がついています。これを利用した方法がBluetooth方式です。
接続方法は、まずスマホのBluetooth機能をオンにした後に、自撮り棒側のスイッチを入れるだけです。
スマホ側で自撮り棒がデバイスとして表示されば、それを選択するだけで接続することができます。一度スマホと自撮り棒を接続してしまえば、2回目以降は自動的に接続されます。
一度設定してしまえば、簡単に使える仕組みです。しかし、初回設定時には、自撮り棒がデバイスとして認識されないトラブルが多々あるようです。
また、初回設定はうまくいっても、いざ使うときにスマホ側のBluetooth機能のオンをすること忘れたり、いざという時に自撮り棒がバッテリーで使いないということもあるようです。
自撮り棒を購入する場合に留意する点として「技術基準適合証明マーク(技適マーク)」があるかどうかを必ず確認しましょう。
Bluetooth機器は電波法の適用対象であるため、技術基準適合証明を受けていない自撮り棒を日本国内で使うと、電波法違反になってしまいます。
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3. 超音波方式
自撮り棒付属のリモコンが出す音を、スマホの専用アプリ(無料)が検知して、カメラのシャッターを切る方式もあります。音といっても超音波なので、人の耳では普通は聞こえません。
事前準備は専用アプリをインストールするだけ。Bluetoothのような接続設定は不要。シャッターリモコンの電池もBluetooth方式より長持ちします。また、超音波方式は、電波法の適用対象ではありませんので、Bluetoothのように技術基準適合証明を受ける必要もありません。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?自撮り棒のシャッターにも、意外な工夫が凝らされていることを初めて知った方も多いのではないでしょうか。ぜひ自分に合ったシャッター方式の自撮り棒を選んでください。