次期iPhoneの最新情報から考える今後のスマホアクセサリーの展望

2016年08月14日

こんにちは。i-o-times編集部のAです。

毎年９月に発表される新型iPhoneのリーク情報が、毎日のよう発信される季節になりました。

先日の記事では、スマホケース以外のスマホアクセサリーの取り扱いを増やすことが販売施策の一つとご紹介しました。

今回は、新型iPhoneのリーク情報やネットの噂などから、今後の各種スマホアクセサリーの変化について検討してみましょう。

イヤホンジャック関連

次期iPhoneでは、薄型化のためイヤホンジャックがなくなり、ライトニング端子にイヤホンをつなぐようになるといわれています。

ライトニング端子に接続するタイプのイヤホン・ヘッドホンも徐々に登場してくるとは予想されます。しかし、イヤホンジャックは、パソコンやステレオなどiPhone意外の音響機器に共通する接続方式です。

iPhone専用でしか使用できないイヤホン・ヘッドホンよりは、イヤホンジャックをライトニング端子に変換するアダプタのようなものが普及する可能性が高いといえるでしょう。

また、iPhoneで音楽を聴く人やマイク付きのイヤホン（ヘッドセット）で電話する人たち以外からすると、イヤホンジャックは不要なものであり、ゴミやホコリが溜まる厄介な存在でもあります。

そのような人たちを対象にしていたイヤホンジャックピアス（イヤホンジャックに挿すキャラクター等の飾り）は、さすがに変換アダプタを使ってまでつけるものではないため、今後はニーズがなくなっていくことでしょう。

次期iPhoneでは、ホームボタンは物理的に押し込む方式から感圧式になるようです。

そのため、ホームボタンにシールで貼り付ける丸いアクセサリーは、そのまま使えない可能性があります。

ただし、既にホームボタンは指紋認証（Touch ID)式になっており、それに対応したホームボタンシールも発売されています。次期iPhoneの感圧式に対応したホームボタンを開発することは難しいことではないでしょう。

ポケモンGOにより、モバイルバッテリーのニーズが急激に拡大しましたが、次期iPhoneではバッテリー容量がアップするようです。

意外と知られていないですが、現行最新機種のiPhone 6Sシリーズは旧来型よりバッテリー容量が以下のように減っています。

iPhone 6	iPhone 6S
1810mAh	1715mAh

iPhone 6 Plus	iPhone 6S Plus
2915mAh	2750mAh

次期iPhoneは、バッテリー容量が3100mAhに増加することが予想されています。そのため、ポケモンGOで盛り上がったモバイルバッテリーのニーズは、今後落ち込んでいく可能性もあります。

しかし、次期iPhoneはワイヤレス充電機能が搭載されるともいますので、今後はワイヤレス充電器のニーズは確実に拡大していくでしょう。

イヤホンジャックがなくなることも関係して、ユーザー待望の防水機能が次期iPhoneに付くといわれています。

海に潜ってもiPhoneを使用したいというような人には、引き続き専用の防水ケースのニーズはあると思いますが、ただ水没リスクを避けたいという人の防水ニーズは少なくなっていくことが予想されます。

次期iPhoneはどれくらいの防水性があるのか。それによって、需要がなくなる防水ケースや防水アクセサリーもあるはずなので、新しい情報が待たれるところです。

次期iPhoneについては、デザインがiPhone 6Sとほとんど同じといわれており、今のところ爆発的ヒットは望めません。

ある調査結果*では、次期iPhoneのデザインが変わらない場合、購入するユーザーは10%未満ともいわれています。

そのためここで取り上げた変化が急速に起こることはないと考えられます。しかし、次回以降のiPhoneについても機能変更は踏襲するはずなので、1・2年のうちには確実に起こる変化といえるでしょう。

*引用：CNET Japan「iPhone 7」でデザインが変わらなくても購入するユーザーはわずか9.3％」