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こんにちは。i-o-times編集部のAです。

前回の記事では、スマホアクセサリー専門店の実店舗を出店しようと考えている方に対して、出店を検討するときの判断基準をお伝えしました。

前回の例のようにテスト販売をした結果、収益性にいくら見込みがあっても、お金がなければ出店することはできません。実店舗を出すということは、出店時に結構な金額が必要となるものです。

今回は、出店することに決めた場合のお金の集め方、すなわち資金調達について取り上げます。

出店時に必要な資金

出店に必要な資金は、大きく分けて次の3種類あります。

①敷金・保証金
②什器・内装費
③商品仕入の費用

①敷金や保証金

まずは敷金や保証金について。

スマホアクセサリー専門店という業態では、ショッピングセンターなどのモールに出店する場合と路面店として出店する場合の2つのパターンが多いと思います。

いずれの場合でも敷金や保証金は、家賃のおおよそ3~12か月分かかります。当然、出店先の立地の良しあしによって、家賃は大きく変わりますし、敷金や保証金が家賃の何か月分になるかも大きく変わります。

そのため、出店時に必要な資金に占める割合としては、かなり大きな部分となることもあります。さらには、賃貸契約時に敷金・保証金は必要になるので、資金調達のタイミングと合わせるのが難しいものでもあります。

②什器・内装費

次に、什器や内装工事の費用です。金額としては数百万円レベルでかかってくるものですが、どこまでこだわるかによっても変わるものです。

例えば、お店で出す商品がハイエンドのものが中心であれば、あなたのお店で購入することの価値は店舗の空間にもあるはずです。そうすると、お店の内装のにもこだわるべきといえるでしょう。逆に、価格勝負の店舗であれば、内装はあまり関係ないと思われますので、できるだけ費用はケチるできです。

③商品仕入の費用

そして商品の仕入れ費用があります。

起業当初は資金繰りが厳しいので、できるだけ買取ではなく委託仕入で交渉すべきです。

買取か委託かは、買い手と売り手のパワーバランスでも変わってくるので、人気商品などは買取をする必要があるかもしれません。

もし、テスト販売で売れることが検証済みの商品であれば、買取にして卸値を下げる交渉をしてもよいかもしれません。

資金調達方法

資金調達の方法も、大きく分けると3種類あります。

①自己資金
②身近な人からの借入

③金融機関からの借入

①自己資金

まず自己資金です。

自己資金であれば、万が一失敗しても、すぐに立ち直れる可能性が高くなります。起業すると決めたら計画的に貯金しておくのは大事といえるでしょう。

②身近な人からの借入

次に、親族や知人など、身近な人からの借入です。

気心知れたひとにお金を貸してほしいと頼むことには、心理的な抵抗感があるかもしれません。しかし、起業の成功は、どれだけ応援してくれる人がいるかによっても大きく変わります。

逆をいうと、もし誰にも借入を頼めない状況であれば、あなたがホントに窮地に陥った時に誰も助けてくれないことになりますので、起業自体について再度考え直したほうが良いかもしれません。

借入を頼めるひとはたくさんいるけど誰にも頼まない!という選択はありだと思います。

③金融機関からの借入

そして、金融機関からの借入です。

ただ、住宅ローンやオートローンと違って、起業したばかりの人が銀行に行っても、そう簡単には貸してくるものではありません。

起業当初に行くのであれば、日本政策金融公庫でしょう。日本政策金融公庫は政府系金融機関で、起業家向け融資も行っています。

起業者自身の経歴、起業する事業内容、担保等の返済余力などの観点から審査されます。もし、テスト販売の良い結果や自己資金があれば、当然プラスに評価されます。

起業時には一番融資を受けやすい金融機関が日本政策金融公庫になると思いますので、もし審査に落ちるようであれば、他の金融機関からの調達は難しいと判断してください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

出店をするということは、多くの費用が掛かりますし、多くのリスクがあります。そのため、テスト販売など、事前の確認が重要になるのです。

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