トップ画像

こんにちは。i-o-times編集部のAです。

前回の記事で、スマホアクセサリーのテスト販売をした結果、利益がでる目途がつけられました。そうすると次は、実際に出店を考える段階に入ります。

ただ、出店の経験ない方にとっては、「どうしたらよいものやら、、、」となってしまうと思います。

今回は、出店場所を決めるまでのプロセスについて、取り上げます。

出店は商業施設?路面店?

テスト販売をした結果、儲けることができそうなエリアは、ある程度決まっていると思います。商業施設に入るか、商店街などに路面店を出すか。いずれかによって、アプローチ方法は大きく変わります。

商業施設に出店したい!

商業施設に入りたい場合は、もし何らかのツテがあるのであれば、そこから紹介してもらいましょう。

商業施設は大手企業が運営していることが多いため、普通に問い合わせて「入れてください」と言っても、なかなか取り合ってもらえません。

法人化していない個人事業主は、話を聞いてもらうだけも難しいかもしれません。また、法人化している場合も、やはり実績がなければ入れてもらえません。

商業施設は、テナントから固定の家賃と売上に連動する家賃をもらっています。そのため、売上が低いテナントを入れると、赤字になってしまうのです。よって実績のない入居希望者は、個人・法人問わず厳しく見られます。

ただ、ツテがないと絶対無理ということではありません。どうしても入りたい商業施設には、積極的にアプローチしておきましょう。

具体的には、商業施設の運営会社のHPなどから連絡先を調べ、出店できないか問い合わせます。

路面店に出店したい!

商店街などに路面店を出したい場合は、親族や知人に物件がないか聞いてみてください。同時に不動産屋にも物件紹介を依頼しましょう。

路面店が商業施設の場合と大きく違うのが、完全固定家賃ということです。そのため、売上が上がるビジネスかどうかよりも、家賃を支払う能力が入居者にあるかどうかを見られます。

極端に言えば、売上が全然上がらなさそうなビジネスでも、借主に資産があって支払能力が高ければ借りられる可能性が高いです。また家主も個人の場合が多いので、個人事業主であることは不利にはなりません。

むしろ、個人の家主の場合は、法人を相手にすることを怖がることがありますので、個人事業主の方が有利の場合もあります。

また経済合理性よりも、どちらかというと感覚的に好きか嫌いかで決めてしまうことも多いです。

出店交渉のポイント

商業施設は交渉の余地なし?!

商業施設に入りたい場合、出店可能な場所は当然その商業施設内で、空きが出るところに限られます。

前述のように、商業施設への出店は、起業したての方には相当なハードルです。出店の話までたどり着くことはかなり難しいといえるでしょう。

たとえ、出店の話までこぎつけても、交渉できるレベルまで行かないと思います。おそらく商業施設側から提示された場所・条件を受けるか、受けないかの選択しかないでしょう。

路面店の出店交渉はスピード良く!

路面店を出したい場合、物件の候補が出てきたら、興味があるかないかをすぐに不動産会社に回答してください。

興味があったらすぐに進めないと、他に取られてしまいます。また、興味がなかったらすぐに断るようにしないと、不動産屋もなかなか紹介してくれなくなってしまいます。

家主が個人の場合、大家さんに嫌われたら終わりです。条件交渉は、そもそも交渉できる状況かどうか、不動産屋を通じて事前に確認しておきましょう。

家主と条件交渉できるかどうかは、そのときの状況によってもかわります。自分たち以外に他にも申し込みが来ていたら、交渉は通常できません。

他に申込みが来ていなくても、ダメもとで安易に聞いてみるのはやめた方が良いです。それで家主の気分を害したら終わりです。

では、交渉できそうな状況は、例えば家賃をどのくらいまでなら下げられるでしょうか。

目安としては、せいぜい提示金額の1割までと考えていてください。むしろ、提示されている家賃から1割以上も下げないと採算が合わない物件は、いくら交渉しても、採算の合う条件は取れない可能性が高いです。

また、条件合意に至り、契約をできそうになったら、とにかく早く進めることがポイントです。どこで家主の気が変わるかわかりません。契約書締結までは、油断せずに急ぎで進めるようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

商業施設に入る場合と商店街などに路面店を出す場合とでは、出店先を決めるプロセスは全然違います。条件の合う物件を決めるのは、どちらの場合も難しく、1年かかってしまうこともあります。

スマホアクセサリー店舗の出店を決めてから、店舗契約するまでは、ある程度時間がかかるものです。このことを事前に把握しておかないと、起業のスケジュールも狂ってしまいますので、注意が必要です。

こちらの記事も読まれています

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう