こんにちは。i-o-times編集部のJです。
スマホ依存対策としても注目されるハンドスピナー。スマホ依存対策以外にも癒し効果や集中力アップのアイテムとして世界中で大ブームになっています。
しかし、海の向こうでは、大ブームのハンドスピナーがいくつか社会問題を引き起こしているようです。
今回は、ハンドスピナーの危険性について取り上げます。
消費者団体発表の危険リスト入り
2017年6月、米国の非営利消費者団体のW.A.T.C.H.は、「この夏注意すべき危険リスト10選」の中で、ハンドスピナーをトップにランキングしました。
理由としては、ハンドスピナーの部品がバラバラになって、小さい部品をのどに詰まらせて窒息した子供がいたことを挙げています。
ただ、確かに言っていることはわかります。しかし、どんなおもちゃも部品が破損すれば、破損した部品で窒息する危険があると思っています。
実際に起きたハンドスピナーの窒息事故の状況が正確にはわかりませんので、ハッキリとは言えませんが、ハンドスピナーが他と比べて特別危険ということではないような気がします。
筆者の子供が遊んでいるおもちゃには、人差し指の一関節くらいの塩ビ人形があります。この人形はなんと両目、腕、帽子が外れます。まさに窒息しないか心配になったので、すぐに捨てました。また、子供が遊ぶブロックも、窒息しやしないかと心配なので、まだ買わないことにしています。
注目されるアイテムだから仕方ない?
では、なぜハンドスピナーがトップにランキングされたのか?推測も入りますが、その背景も考えてみます。
W.A.T.C.H.は、World Against Toys Causing Harmの略で、名前から「ケガをさせる玩具の反対団体」ととらえることができます。
警鐘を鳴らすという意味では、少しでも危険要素があるもので人気のあるものは、ランキングに載せることになると思います。危険度合い(事故率)は同じでも、使用者が多い分、事故の件数が増えるからです。
特に、ハンドスピナーのように流行していて話題性も大きければ、注目を集めるという意味でも取り上げられやすいと思います。
ただ、ハンドスピナーに関しては、先日の記事で書いたように、開発者のキャサリン・ヘディンガーさんが特許を持っていないため、誰も正規の権利者が存在しておらず、粗悪品が紛れやすいのも事実です。
そのため、子供を危険から守るためには、安さだけで選ぶのではなく、信頼のおけるメーカーや小売店から購入することを勧めます。
まとめ
日本でも大流行中のハンドスピナーは、i-o-times編集部にも日々問い合わせがあります。また、ブームに便乗した粗悪品を購入しないよう、同時に注意も呼び掛けています。