こんにちはi-o-times編集部のYです。
今や家電量販店の売り場で、大きなスペースをしてるスマホアクセサリーの代表格スマホケース。多くの種類やデザインがあり、どれを選んで良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そんな種類が無数にあるスマホケースの中で、縦開きのスマホケースというユニークな特徴を持つのが、エーワークスが開発した「FLIPFREE(フリップフリー)」です。
FLIPFREEの特徴は何と言っても、縦開きを採用したことによって実現できた、片手使用での抜群のスマホ操作性です。
今回は、FLIPFREEの開発者である株式会社エーワークス・ヒトモノガカリ事業部の高島氏に、開発ストーリーや開発者ならではの使い方を聞いてきました。
縦型よって実現できた片手での操作性
i-o-times編集部(以下、バルーン):
FLIPFREEは縦型スマホケースです。横開きのスマホケース(手帳型)が多い中、FLIPFREEが縦開きを採用した理由を教えてください。
エーワークス 高島氏(以下、高島氏):
FLIPFREEを開発しようとした理由は、もともと私が片手でスマホを使いたいと思っていたからでした。特に、両手の自由がきかない満員電車でのスマホ操作に不自由を感じていました。
横開きのスマホケースは、エーワークスでも取り扱いがありますので、当初は横開きの改良でなんとか片手操作がしやすくならないかと考えましたが、左右に開閉する横開きでは無理だとの結論に達しました。
バルーン:確かに。手帳型ケースだとフタを開閉するときに、一度スマホを持ち替える必要があります。着信時など、それが煩わしくて手帳型を敬遠する方も多いそうです。
高島氏:
何か良いアイデアはないかと考えていたところに、思いついたのが昔使用していたガラケーです。
縦に開閉するガラケーは片手でも難なく開閉できていましたので、スマホケースも縦開きにすれば、片手操作も可能ではないかと考えました。
徹底的に追及した片手での使いやすさ
高島氏:試作品を使ってみると、思った以上に縦開きは片手操作しやすいことに気づきました。
バルーン:それは、どんなところでしょう?
高島氏:まずは、フタの開きやすさです。ガラケーのように、親指で跳ね上げるようにしてフタを開くことができます。フタを閉じるときは、反動をつければフタば勝手に閉じます。
バルーン:開閉式のガラケーを使っていた人にとっては、その操作性に懐かしさを覚えるかもしれませんね。
高島氏:また、フタを開いた状態のときに、人差し指がフタでホールドされるので、片手でのグリップが安定します。
FLIPFREEでは、フタの先端に強力なマグネットをつけることにしました。それによって、開いた状態のときに人差し指が、フタに強くホールドされるため、片手操作がさらにしやすくなりました。ちょうどフタがバンカーリングのような役割を持つわけです。
高島氏:あとカメラの撮影がしやすいように、FLIPFREEには2つの関節を設けています。一つは通常開閉の関節。もう一つがカメラ撮影用の関節です。
これによって、カメラ用の穴をカバーに開けたり、スマホをスライドさせたりすることなく、簡単にカメラ撮影もできます。
胸ポケットに収まるスリムさ
バルーン:フタを固定する留め具などありませんが、シンプルな構造にはこだわりがあるのでしょうか。
高島氏:余計な装飾などはつけずに、デザインはできるだけシンプルにしています。横開きのケースには、留め具があったり、中フタがあったりと、機能性を重視しすぎてかさばるものが多く、また重量も大きくなりがちでした。
FLIPFREEは、スマホを胸ポケットにもいれられるよう、スリムさと軽さにもこだわっています。縦開きのですので、横幅の大きさを抑えることが可能です。また材質も軽い合皮を採用しました。
バルーン:普通の手帳型ケースに比べるととても軽くてスリムです。これならポケットに入れてもかさばりませんね。
高島氏:私は、スマホを胸ポケットに入れることがよくありますが、最近FLIPFREEの新しい使い方を見つけました。
FLIPFREEのフタは強力なマグネット式になっていますので、フタをクリップのように使うのです。そうすると、スマホが胸ポケットからずり落ちるようなことがなくなりました。
バルーン:なるほど。これで、トイレでスマホが水没という悲劇も無くなりそうですね(笑