こんにちは。i-o-times編集部のYです。
9月に横浜で開催された日本最大のスマホケースの展示会「iPhoneケース展」。日本各地から集まったユニークなiPhoneケースメーカーの中で、女性の人気を独り占めしていたのが、ぬいぐるみスマホケースの「ZOOPY(ズーピー)」。
ZOOPYは、一見ただのぬいぐるみですが、れっきとしたスマホケース。昨年、ある海外の有名モデルがSNSでシェアしたことにより人気が爆発しました。ZOOPYのモコモコしたキャラクターは女性の心を掴んで離しません。
そんなZOOPYですが、意外にも開発者は男性。しかも、デザイナーなどではなく、元はITエンジニアの方です。
どうやってITエンジニアからZOOPYが生まれたのか。
i-o-times編集部は、開発メーカーのシマシマ社に訪問し、ZOOPYの生みの親である代表取締役の大川内(おおこうち)氏にZOOPY開発秘話などをインタビューしてきました。
ZOOPYの元祖。SHEEPY。
i-o-times編集部(以下バルーン): 恥ずかしながら、御社のZOOPYを知ったのは、9月に横浜で開催された「iPhoneケース展」でした。ZOOPYは、iPhoneケース展でもすごい人気でしたね。
iPhoneケース展には、いつごろから出展しているのですか?
シマシマ 大川内氏(以下、大川内氏): iPhoneケース展には2年ぐらい前から参加しています。当時は、六本木で開催されていました。そのときは、SHEEPY(シーピー)をメインで紹介をしていました。
バルーン: SHEEPY??
大川内氏:SHEEPYは、ZOOPYの兄弟シリーズで、羊のキャラクターケースです。
元々は、羊のSHEEPYからはじまって、ZOOPYなど他のキャラクターも展開したんですよ!
ZOOPYは動物園がモチーフ
バルーン: SHEEPYが元祖だったんですね。勉強不足で申し訳ありません。
シマシマさんのぬいぐるみケース全般をわかりやすく説明していただけますか?
大川内氏: はい。まず、先ほどのSHEEPYは羊です。英語のSheepから来ています。
そのうち、動物園(Zoo)にいる動物を扱うようになり、それらがZOOPYシリーズです。
バルーン: 動物園がモチーフだったんですか?!(カタログを見ながら)・・・猫や犬は動物園にいますかね(笑)
大川内氏:ZOOPY発売後に猫のキャラクターニーズができたんですが、動物園に猫はいません。
そこで、お家で買っている動物のキャラクターを「ZOOPY home(ズーピー ホーム)」としてシリーズ化しました。
今では、犬も仲間入りして、トイプードルやダックスフントのキャラクターもいます。
猫のキャラクターには思い入れがあったので、別の冠をつけたかったんです。でも、ZOOPYが有名になってしまったので、「ZOOPY home」としました。
ZOOPY以外のケースも知ってほしい
バルーン: これからは「ZOOPY」にブランド名を寄せていくのですか。
大川内氏:
いいえ。ZOOPYだけが有名になってしまいましたが、こだわりの商品については、ZOOPYと差別化できるようなブランディングも心掛けています。
バルーン: 例えば、どの商品でしょうか?
大川内氏:そうですね。WANYY!(ワニー)であれば、生地の素材がZOOPYとは異なります。
ZOOPYシリーズは、カワイイを追求したキャラクターなので、モコモコ・ふわふわになるような生地を使用しています。
一方のWANYY!は、春夏の季節感を出すようにしました。元々、あるアパレルブランドさんから、季節感のあるデザインで作ってくれませんか?という要望からWANYYの開発がはじまっています。
春夏感を出すにはどうしたら良いか考えた結果、シャツ生地を使用して柄をストライプとすることにしました。
バルーン: なるほど。
大川内氏:
でも、展示会などで女性の「かわいい!」を独り占めするのは、結局ZOOPYなんですよね。
バルーン: (笑)。iPhoneケース展でもそうでした。
まとめ
今ではZOOPYが有名になってますが、もともとは羊のSHEEPYからぬいぐるみケースが始まったようです。
元々はITエンジニアだった大川内氏。どういった経緯からぬいぐるみケースが生まれたのでしょうか。
次回は、ZOOPYの元となったぬいぐるみケースの誕生秘話についてお伝えします。